今回は、人見知りな私でもできた、効果的な営業手法をお伝えします
初対面の人や目上の人に接するのが苦手な私ですが、ブラック企業に勤務していた頃、営業成績は悪い方ではありませんでした
人見知りでもそれなりの成果を出して会社に認められるくらいの実績を残していました
今回は自分なりに考える理由を二つ説明します
どんなに嫌でも怒られることが分かっていてもとにかく顔を出す
これは根性論と受け取られる人も多いと思いますが、実は心理学的に認められている効果があるのです
当時はわかっていませんでしたが、経営の勉強をするとしょっちゅうこの理由が解説されています
専門用語ではザイオンス効果(単純接触効果)と言います。
簡単に言うと、「短時間で良いから、何度でも顔を出せ」ということになります
厳密に言うと、実際に顔を合わせる必要はなく、可能であれば手紙やメールなども顔を出しているのと同様な効果が期待できます。ただし手紙やメールなどの間接的な接触方法の場合は、実際に顔を合わせるよりも効果が少なくなりますので、そのぶん回数を増やしたり、忘れられないような施策を施す必要があります
具体的には手紙の場合など、手書きで宛名を書くなどということが当てはまります
当時の私はとにかく現場の事務所に顔を出し、怒られそうな相手には来たことだけをアピールして挨拶も早々に退出していました
人見知りなりに仲良くなっている担当者がいる場合には、軽く怒られつつも事務所に顔を出し、激しく怒られそうな現場の所長さんには挨拶もしない、だけど担当者との会話が聞こえているし、ちょくちょく現場に来ていることはアピールしているという状況です
皆さんも1月から2月に一回美容院に行かれていると思いますが、カットの合間合間に5分、10分話すだけの美容師さんと仲良くなったことはありませんか
逆に、仕事やプライベートで誰かと話をする場合、1時間2時間話しても、それが一度きりの場合は、そこまで仲良くならなかったのではないでしょうか
ザイオンス効果の楽なところは、深い関係性を気づけなくてもよく、単純に会う回数を増やせば、あった時の会話の深さなどは関係がないということです
最初にお話しした通り、私は大した用事がなくても、「ちょっと様子を見にきました」「近くまで来たので顔出しました」と言って、そそくさと帰っていくような程度の接触を繰り返していました
もちろん人脈構築の得意な、コミュニケーション能力の高い人や面白い会話のできる人は、無駄に時間と回数をかけて関係性を構築する必要はないのでしょうが、そのようなことができるのは、一部の人だけではないでしょうか
会話をする気もなく、仲良くなる気もなく、怒られそうな時も極論ちょっと謝る程度の軽い気持ちで顔を出すことを続けていけば最終的に認めてもらえていました
人間性が必要ないという時点で非常に再現性が高いです
振り返れば私がプライベートでも仕事でもうまくいくときというのはザイオンス効果が発揮されていたことがほとんどです
ちなみに過去の彼女もこのパターンで付き合うことになった子が多いです
要は、仲良くなろうとしたり、いいところを見せようとしたり、人間関係を作ろうと気負ったりせず、ただただ短時間でいいので接触をする(顔を合わす、電話をする、手紙を出す、メールする)だけで良いのです
顔を出すと怒られそうな場合など、躊躇する場面もあるでしょうが、そこはすいません、根性論になりますが気持ちを奮い立たせてください(逆に心を凍らせて何も感じないマシーンになりきるのもオススメ)
「自分は悪くない」と心の中で逆ギレしながら行くのもアリです。ただし絶対に逆ギレしないように
私が見てきた、大きな問題を起こす上司や同僚は、怒られることを恐れて連絡や謝罪や顔を出すことを先延ばしすることが原因だったなと思います
怒られるにしても早くに怒られておけば相手の怒りも一番小さい段階で怒られることができます
先延ばしにすれば先延ばしにするほど相手の怒りに火がついて余計に怒られるだけだということは分かると思います
少し長くなりましたので二つ目は別記事で解説します