学生時代に、格闘技系の部活をしていました
ガリガリでヘタレだったのですが、なぜかコーチに気に入られ、団体戦のメンバーに選ばれたことがあります
メンバーに選ばれただけでもプレッシャーなのに、試合会場が大阪府立体育館というボクシングの世界タイトルマッチをするような場所で、ド緊張したことを覚えています
いつもの事なのですが、試合直前までは逃げ出したいくらいの緊張感なのですが、いざ試合が始まる直前(それこそ30秒前とか)になると、なぜか緊張感が消え去り「もうどうにでもなれ」という気持ちになります
このようなことは以前にも経験があり、人前での発表の際や、取引先での商品説明のときなど、急に開き直って緊張がほぐれます
緊張すると本来の力の半分も発揮できないというような話はよく聞きますし、実際にそのとおりだと思います
緊張は、失敗したらまずいとか恥をかくといった恐れの感情を生んでしまいますし、普段であれば簡単にできることもできなくなる場合があります
脳科学的にも、リラックスすることの効果が証明されています
とはいえ、いつでも簡単にリラックスできるとは限りませんよね?
プレッシャーのかかる仕事をしている人なら、普段からストレスにさらされていると思います
そこで緊張感から解放されるための簡単な方法をいくつか紹介します
ほとんど練習が不要なモノばかりですので試しくみてください
事前の準備をしておく
当たり前のことなのですが、直前になってあれこれ考えてもどうにもなりません
早くから本番のことを考えて準備をしておけば、心に余裕ができるというものです
冒頭で紹介した試合などのように、相手がいることの場合は、どれだけ準備をしても万全ということは難しいでしょう
ですが、自分ができる限りの範囲で準備をしておけば、直前になって吹っ切れるものです
正直、これだけで他の方法はいらないかもしれません
大切なことは、「事前の準備を万全にしておく」ではなく、「事前の準備をしておく」となっているところです
「万全に」準備ができればよいのですが、万全(完璧)ということは確認しようがなく、終わりがないことを探し求めるようなものです
そのことが、かえってプレッシャーになりさえします
チョットでも良いので本番のための準備に手を付けたという事実があれば、経験上それだけでも違うということは実感しています
リラックスしている人の真似をする
普段あなたが目標としている人や尊敬している人は、おそらく人前であまり緊張していないのではないでしょうか
仮に緊張していたとしても、なぜかこの人のようになりたいと思える部分があるかと思います
そういう人のやっていることをよく見ると思いますので、その話し方や表情、ボディーランゲージを真似すれば良いです
そうすることによって、慣れてくるとその人が乗りうつったかのように行動できます
よく、「成功者の真似をしろ」と言われますが、まさにその通りだと思います
心拍数を上げる
逆説的ですが 、私は人前で話をしなければならないときや緊張する試験を受ける前は、心を落ち着けるのではなく、心拍数を上げるようにしています
その場で足踏みをしたり、階段の上り下りをしたり、軽いスクワットをするなど、会話ができるギリギリの程度に心拍数を上げて、その2~3分後に本番が来るように臨みます
これによって、心拍数が落ち着いてくる頃には不思議と緊張感が少なくなっています
血流も良くなるため脳に血液が運ばれ、試験前などには特に効果的なようです
ただし汗をかくほどのレベルまで動いてしまうと、不快感と感じてしまいますのでやりすぎには注意しましょう
おもえば学生時代の部活でも、軽く息が上がる程度のウォーミングアップをしてから試合に臨む人が多かったです
深呼吸をする
これもよく聞くリラックスの方法だと思います
簡単すぎてあまりやらない人が多い気がしますが、実際には非常に効果がある方法です
冒頭で話した部活の練習の最後には、拳法の型をしながら、「7秒吐いて4秒止めて7秒吐く」という深呼吸で締めていました
結構な運動をした後なわけですが、筋肉の緊張がほぐれていくのがよくわかりました
なお、カウンセラーをしている有名な方から聞いた話ですが、呼吸法を変えるだけで精神的な病から回復する人もいるようです
水を飲む
左右を統合する
まとめ