私自身は、独立してから10年ほどが経とうとしています
会社勤めを卒業する時点では、起業を目指す業界の平均年収並みの収入を得ることを、とり急ぎの目標としていました
運よく実質1年目にしてほぼ目標に近い金額まで達成してしまい、2年目は気が抜けて売上が下がりましたが、3年目で目標額を大きく超えました
そこまでは良かったのですが、目標を達成してから初めて気が付いたことは、「次の目標がない」ということです
もっと言うと、お金だけを追いかけてしまったなということです
思えば、今までも同じことの繰り返しだったように思います
中学で勉強に挫折し、成績が急降下して何もやる気がしなくなったところから、高校では学年で一番成績が悪くなり、ますます勉強をしなくなりました
その後は、勉強にチカラが入ることはなかったです
私の友人の例です
目標としていた超難関資格を取得し、1年の開業準備期間ののち、無事に独立しました
独立後は、仲の良かった同業の先輩たちの売上を一気に抜き去り、開業2年目で業界平均年収を超えたところで達成感を感じて燃え尽きてしまったと言います
とにかくやる気が出ないらしく、スタートダッシュの3年間で頑張ったときのお客さんからの紹介などの余力で仕事をしているという状況だと言っていました
紹介で回っているのだから上手くいっていると言えばそうなのでしょうが、時間もお金も余裕があるけど充実感がないそうです
次の目標を定めて突き進めば良いじゃないかとも思うのですが、一度燃え尽きるとなかなか火がつかないようです
その後は5年ほど迷走しており、はたから見ていても幸せそうではないかな・・・
本人も自覚があるみたいですね
仕事をセーブし(というかやる気がでないので問い合わせが来るまで何もせず)、さしたる努力をしなくても仕事が取れて生活ができているので、余計にモチベーションが上がらないようです
日本でも有数の難関資格を取ったのに、「別のことをしようかな」と言いだす始末です
どんな仕事でも、ある程度年数がたつと飽きがきて、他のことに目が向くのは良くあることでしょう
でも、たいがいは言っているだけだったりします
この友人は本気ですね
まぁ、独身の一人暮らしというのはあると思いますが・・・
あれだけの難関資格を取れるヤツなので、何をやっても最終的には上手くやると思います
よく共通の知り合いの社長にも「彼はやる気にさえなれば大丈夫」と言われていますので
次に目標設定の危険性について述べます
上述のように、達成する見通しができたら、次々と新たな目標を設定すべきです
先ほどの友人も、忙しすぎて一年の締めが終わってから確定申告の直前まで売上を確認できておらず、計算してみたら目標額を超えていたといった感じらしいです
そこであっさり超えてしまったので一気にやる気が失せたようです
ある意味優秀なのでしょうが、その彼曰く、「低すぎる目標は害にしかならない」「高すぎる目標は人によっては害になる」「適度な目標設定は難しい」
そうであれば、目標は定めず(特に数値目標)、日々の積み重ねを継続する(行動目標)の設定が良いと言っていました
行動目標と数値目標の違い
自分でコントロール可能かどうかです
例えば、