ワタシ自身は、現金でしか不動産を買う気はないので、よく話をする大家さん仲間も同じようなやり方をしている人が多いです
ですが、金融機関から借り入れをして、マンションなどを1棟買いしている大家さんとも知り合うことがあります
お互いに不動産投資をしている仲間なので、気の合う部分も多いですし、話をしているだけで勉強になるところもあります
ところで、融資で大型物件を所有している大家さんに共通する考え方があります
それは以下の3つです
1.規模拡大こそが正しいと思っている
2.融資を受けられるのに、現金でしか買わないのはもったいない
3.融資を受けたほうがラクである
不動産投資に対する考え方の違いなだけで、間違っていることはないのですが、違和感を感じることもあります
「言いたいことはわかるし言うようにもできるけど、そういうやり方ではやらないのですよ」ということです
今日は、上記3点について、ワタシのように現金購入で不動産投資をすすめる投資家の考え方を説明します
これから不動産を買う人は、将来どちらの方向性で投資をしていきたいのかを、一度考えてみても良いかもしれません
1.不動産の数や部屋数を増やしていき、規模を拡大していくことこそが正しいと思っている
事業の経営でも、同じ論点で議論されることがあります
話はそれますが、ワタシは10年以上経営者をしてきました
忙しくて手が回らなかった頃、社員を増やして、事業の規模を大きくしていこうと思ったことがあります
ただ、そうすることで、さらに自分がシンドイ方向に進むではないかと考えました
今以上に時間的余裕がなくなり、ストレスと責任だけが増えていくのではと思ったのです
特にワタシは、気の合う少数の人と深い付き合いをしたいタイプなので、社員を増やしてマネジメントをしていくことに積極的にはなれませんでした
人間には得意、不得意がありますので、無理をしないほうを選びました
不動産投資に対する考え方もこれと同じです
・購入する物件は自分の目で見てから決めたい
・リフォームの判断も自分で決めたい
・自分の目が行き届く範囲でコツコツとやりたい
と言った、職人気質の人や大きなストレスを抱えたくない人には規模拡大は慎重になって欲しいです
事業として割り切れるなら、規模拡大を目指すのも楽しいと思います
そういった人は、物件の管理なども自分ではやらずに管理会社に丸投げして、次の物件を探すことに注力しているといった印象です
2.融資を受けられるのに、現金でしか買わないのはもったいない
コレ、なにげに1番言われます
そもそも規模拡大を目指していない時点で話がかみ合わないのですが・・・
ワタシの収入や資産を知らないのに、「アナタなら〇億くらい借りられるでしょ!なんで借りないの!!」みたいなことを言われますね
3.不動産のように高額なモノを買うなら、融資を受けたほうがラクである
これも当たり前と言えば当たり前なので分かるのですが・・・
「現金で買いすすめるなんて、資産拡大スピードが遅すぎて不動産投資をやる意味がない」「1棟買いで拡大していけば、年収〇億なんてすぐですよ」とか、よく言われます
実は、不動産の勉強を始めたころは、そういった大きな話にも憧れたのですが、色々な大家さんの本を読んでいくうちに考え方が変わりました
自分の根本にある不動産投資に対する考え方
現金・無担保で物件を取得したい
家賃収入が年640万あれば十分
収入の柱とは考えない
メインの仕事にはしない
自主管理