先日、所有していた一戸建てを売却しました
その一戸建ては、今では珍しい広さの大き目な物件のうえ、大阪区内の郊外にあったこともあり、賃貸の募集をかけるとかなりの応募が殺到しました(家賃を低めに設定していたこともありますが)
「犬と猫を合わせて25匹飼っている」とか「11人家族で、もう1人増えるかも」、「3部屋を居住用、残りの3部屋を倉庫代わりに使いたい」など、大きさに合わせた希望者が反応してくれました
この物件に関してもそうなのですが、私は不動産投資には借入れを使いません
不動産を買う際には、借入れ(銀行の融資)を受けてどんどん規模を拡大していく方法と、手持ちの現金で少しずつ物件数を積み上げていく方法があります
ワタシは後者の方法しか取らないということです
不動産投資のやり方は人によって様々で、どちらにもメリット・デメリットがあります
なぜワタシが、借入れを利用しない方法を取っているのかを書いていきます
これから不動産投資を始めてみたい人や、手持ちの現金が少ない人には参考になると思います
無理せず現金で買える範囲に絞っています
自宅を買うときや不動産投資をするときにお金を借りようとすると、頭金として購入代金の1割~2割を現金で用意するように銀行から言われるのが一般的です(頭金なしで満額を借入れる人もチラホラ見受けられます)
なぜ借入れをしないのか
大きく分けて2つの理由があります
不動産投資のために「借金」を作りたくないから
借入れをしなくても不動産投資を趣味的に楽しめる範囲でやりたいから
急な資産の拡大を狙っていません
もともと不動産投資を始めようと思ったきっかけは、収入方法の分散と、毎月の固定報酬が欲しかったからです
それまでの私の事業は、1人のお客様からの依頼が、ほぼ一生に1回あるかないかの仕事でした(たとえば家を買う、裁判に巻き込まれる、特殊な病気で亡くなるなど)
継続的な関係性が築けづに終わる単発の仕事ばかりでした
コンサルタントや税理士さんなどのように、月額顧問料という形で定期的に入ってくるお金がない事業形態でしたので、毎月の手残りに波がありました
「不安」とまでは感じなかったのですが、今後同じような売り上げが続くようの保証はありませんので、漠然としてではありますが常にどうにかしたいなと思っていました
こちらの記事でも書きましたが、 この点が解決すると、新規事業の4原則のうち唯一当てはまっていなかった、「定期的な収入があること」をクリアすることになります
当初の希望として、「手残りで月20万」の家賃収入が目標でしたので、借入れをしてまで大きな賭けにでる必要がなかったのです
「不動産投資だけで生活していきたい」「家賃収入で年収3000万以上!」というような高い目標設定がある人はまったく別の話になるのですが、ワタシのように別の収入源がありボチボチやっていきたい人は、まずは手堅く始めてみるのが得策です
借り手が見つからなかったり売れ残ってしまい空き家のままになったとしても、毎年の固定資産税を払い続けられるだけの余力があれば、大きな失敗には繋がりませんので
心の安心感が違います
拡大路線の大家さんには、「根性なし」「不動産投資をするイミがない」「つまらなそう」などと散々いわれます
でも、その裏で、「空き室が増えていつ破産するかわからない」「借入れ額が多すぎて、返しても返しても借金が減らない」というような心配を口にする大家さんの話もよく聞きます
事実、自己破産をした人も知っています
今後の方針
遠方の物件ばかりを買ってきていたため目が行き届にくく管理に苦労しているため、近場の物件を今までどおり現金で買い足していこうと思います
今後も築年数や周辺環境、再建築の可否などをあまり気にせず、「空き家のままで家賃収入はなくても、10年間固定資産税を払い続けられるか」と言う一点のみを基準にして今までどおりコツコツと物件を増やしていこうと思います
ちなみにこの基準は、投資をするにあたっての基準としては全くの的外れだと思いますので、皆さんは真似をしないように!(こんな基準を不動産投資のプロに言ったら鼻で笑われることは十分承知していますのでツッコみ不要でお願いします)
あくまで複数の収入源があるからできること+趣味の延長という気持ちであるからできることですので
まとめ:不動産投資を迷われている人へ
多額の借入れをしないと不動産投資なんてできないと思い込んでいる人も多いです
本やYouTubeを見ると、規模を大きくして「年収〇億円!」みたいな話がもてはやされていますが、そういった世間の意見に惑わされず、自分の投資方法を貫くのが一番です
最初は月に5万円の家賃収入でも良いじゃないですか(ブログで月に5万円稼げると全体のトップ5%らしいですよ)
それを年1件ずつ増やしていけば、5年後には月25万円になります
そのころになると、現金で買った5件を元手に銀行からお金を借りることだってできるようになります
家庭を持っていたり大きな融資が受けれなかったり仕事柄どうしても破産はできないような事業をされている方は無理をする必要はありません